2024/06/05
情報過多になりすぎていませんか?
「今、これをしたら、あなたの資産は増えます」「隙間時間で簡単に稼げるならこれだ!」「副収入を得る方法を知らないなんて時代遅れ」など、魅力ある謳い文句でさまざまな宣伝がなされています。
しかし、果たして、それらは本当のことでしょうか?
もちろん、本当のこともあるでしょう。
でも、残念なことに、偽りの情報であることも。
だから、それらをどうやってかぎ分けて、本物を見つけ出したらいいのか、そんなことを考えてみました。
必ずエクスチェンジ(交換)がある
私たちは、簡単で楽な方法があれば、思わず飛びついてしまいます。それは、労力も時間もかからずに欲しいものを得られるなら、それに越したことはありませんからね。お金のことだけでなく、どんなことでもそうでしょう。
しかし、昔から、そんなうまい話はないと言われているように、確かに上手い話には裏があったりします。なぜなら、物事はエクスチェンジ(交換)で成り立っているからです。何かをしたら、何かを得るという「交換」で成立します。
例えば、お土産はいただくだけのように見えますが、お土産に対してお礼をしたり、いただく前にその人に何かをしていたなんてことがあるでしょう。ですから、エクスチェンジはその場での交換ということだけではありません。
お金の存在がなかった時代でも、物と物を交換しています。何もしないで何かを得ることはないのです。そうでなければ、ただの盗みになってしまいますからね。
さて、話を戻します。
私たちは、できすぎた話や上手い話は、なんとなく怪しそう、騙されそうなんて思うことがしばしばあります。
しかし、多くの人が「それがいい!」と言い出すと、真実かどうかはわからなくても、「それはいいものだ」となりやすい傾向があります。マスメディアなどは、そうした人の心理をうまく活用し、宣伝していますよね。
その情報が真実かどうかは、実際に行動してみないとわかりません。しかし、全部は行動できないですから、ついつい人の意見を当てにしがちです。
今は昔に比べて、どのような事柄にもたくさんの情報が出回っていますから、人の意見を得るのは簡単ですが、それは正しいものも、間違ったものもありますし、そもそもその人の個人的なものです。
ですが、その情報によって助かることも多々あります。一方、自分の意見を失わせてしまったり、目を曇らせてしまったりすることも多々あります。
そうした世界が、私たちが今生きている世界なのです。
では、なぜ多くの情報があるのでしょうか?
インターネットの普及でなんでも瞬時に情報を世に出せます。ちょっと知っているといった状態でも、よく知っているというように見せかけて情報を出すことも可能です。
例えば、金融業界で少しの期間でうまく資産形成ができたとします。そうすると、自分はもう1人前になったと思い、「この会社の株が、、、」など、自分の知識やスキルを発信していきます。YouTubeなどのSNSでは、アグレッシブでかっこいい若者たちがお金の増やし方を教えていることも多々ありますよね。
でも、お金の流れは、ある程度の歴史を見て、その時代の世界や日本の情勢を見て、そして今の状況を照らし合わせて、データをとっていくことで、お金の本質が理解できます。そうすることで、将来の予測もできるようになります。
ですから、今あるお金の情報で、本当に本質を理解して話している人はどのくらいいるのかわかりません。
これはお金だけに限ったことではないでしょう。
この時代、あなたはどうしますか?
情報を発信するのは、受け取る人も多いからです。人は知らない、詳しくない事柄の情報は判断ができません。だから、どんな類の情報でも手に入れてしまいがちです。
このように私たちは情報の渦にどっぷり浸かっているため、真実を見つけていくのは本当に至難の業。そして、「今だけ、金だけ、自分だけ」が主流の時代。
こうした時代をどう生きるか?
それが今、私たちに求められていることなのかもしれません。