2024/05/17
これが起きるかもしれない
2024年7月3日は、一万円、五千円、千円が新しいお札に変わります。
未来はどうなるか誰にもわかりませんが、歴史を見て予想できる可能性をお話しします。
歴史は繰り返される!?
以前のブログでもお話しした約80年前に起きたことと似たようなことが繰り返して起きるという前提でお話をします。
7月3日に新しい紙幣が出ます。
猶予を設けることは一般的ですが、約80年前と同じことが繰り返されるとしたら、あえて誰にも告げずに旧札が突然使えなくなる可能性について考える必要もあるかもしれません。
約80年前それが行われました。
政府がデノミ(**)を行ったのです。突然、旧円を使えなくさせ、旧円を新円に変えるレートを1万分の1にしたのです。
つまり、1万円が1円になってしまったので、お金がなくなったと同然になってしまった人も多数いました。
**デノミとは、デノミネーションの略で、「円」のような通貨単位の呼称のこと。日本では、その通貨単位を切り下げる、または切り上げるという意味でも使用する
デノミが起きる可能性があり、何百分の1、何十分の1のデノミが起こるかわかりません。あくまでも、一つの可能性ですが、10分の1の可能性が高いように感じています。福沢諭吉さん10枚が渋沢栄一さん1枚と交換できるというものです。
約80年前に行われたことですが、その約80年前は明治維新で、江戸から明治と時代が変わった時でした。
そのため、江戸時代のお金、小判は使えなくなってしまったのです。小判1枚、1両は1円といった交換レートでしたので、当時の1円はとても価値があり、10円といったら、とんでもない価値でした。
1円金貨や10円金貨をご存知の方もいらっしゃるでしょう。希少価値が付いていますよね。
これは、必要なこと!?
古いコインなどを取り扱っていることから、ある周期で金融的な改革はしなくてはならないことは理解できます。そのため、日時やデノミの割合はわかりませんが、歴史的にみてこのようなことが起こることが考えられるのです。
ときに政府は、そうせざるを得ないこともあります。今の政府も赤字国債を出し続けたら、債務不履行になってしまう可能性があり、借金を続けることはできません。ですから、現状維持は難しく、このツケをどこかで払わないといけないのです。
債務不履行となり、日本がなくなり日本円が使えなくなるよりは、デノミはまだマシな政策とも言えるでしょう。
約80年前は、デノミをしないと食料不足になり、何千万人が餓死するという予想がありました。もし食料が足りなくなると、当時の金を持っていた人たちが食料を買い占めてしまう可能性があり、それを阻止しなくてはならなかったのです。
戦争で武器や飛行機を作ったりなど、政府は相当借金を抱えていましたが、財閥のような一部の人々はお金持ちでしたので、その人々からお金を取り上げるために、彼らに知られずに預金封鎖をし、旧円の価値を下げたのです。そうすれば、彼らは食料を買い占めることができなくなりますからね。
この時の大蔵大臣が、渋沢栄一さんのお孫さんでした。この政策が功を奏したのか正確なことはわかりませんが、食料不足は起こらず、政府の借金は数字上なくなり、政府が立ち直りました。
行うべき対策は?
今の日本は戦後と同じように大きな財政難を抱えています。過去と似ている現状ですから、そうなる可能性も考えて、備えておくことも必要でしょう。
デノミが行われたら、銀行に預けておいても、現金で持っていても損をするので、現物にしておくといいですね。
ただ、今は電子マネー決済を行なっている人が多く、それは銀行と紐づいているため、預金封鎖が起きても、昔のように混乱は起きにくいと思います。
そして、旧札から新札への変換でゼロ1つ取れるくらいなら、少しの時間で今までと同じような生活が成り立つようになるでしょう。
長期的にみたら、この政策は良かったとなるかもしれませんが、実際に行われたら困惑するでしょうから、今からできる対策は取っておくことをおすすめします。