2024/04/01
30年後は食肉が不足する!?
興味深い記事を見ました。
タンパク質の危機というものです。
国連が発表した内容ですが、今後30年で世界の人口が100億人くらいになり、その時に危惧されているのがタンパク質の不足ということでした。
なぜタンパク質が不足するのか?
穀物がないと、食用の肉が生産できません。1kgの食肉を生産するには、餌としての穀物が牛肉で11キロ、豚肉で7キロ、鶏で4キロ必要です。そこで、食肉の需要を満たすために、穀物の生産を増やせば、問題は解決します。
しかし、そうすると新たな問題が生じてくるのです。
それは、地球環境の問題。穀物の生産や運搬によって発生する二酸化炭素、穀物を増産するための森林開拓などから、地球環境を大きく損なう可能性が出てきてしまうのです。
こうしたことから、2050年頃、100億人が肉を食べようとすると少々足りなくなる、つまりタンパク質が十分に取れなくなるということでした。
別視点の問題
これを別の視点で見てみます。世界の人口が100億人になったとしても、食料が平等に分配されれば、どうでしょうか?
もし、均等に分配されれば、人が生きていく食糧は足りるのではないかと思っています。なぜなら、現在の日本だけを見ても、食料はたくさんあり、余って捨てているくらいだからです。
このようにたくさんの食料が廃棄されている一方、全然食べるものがないといった国々もあり、その差がとても大きい。きちんと分配された食料があれば問題はないと考えることもできます。
ですから、食料が平等に分配されないことこそが問題ではないでしょうか。
世界が及ぼす日本への影響
この均等分配がなされない問題は、日本にも影響が出てくるでしょう。
例えば、有事など何か起きたときには、食料が輸入できないかもしれません。日本は食料自給率がとても低いため、世界から回ってこないと日本で食糧不足が起こります。
そのため、自国で何でも完結できるような体制が必要です。しかし、現在の日本には、それが整っていません。食料だけでなく、エネルギーに関してもそうですね。多くのことを輸入に頼ってしまっています。
ですから、自国で何でもできるような体制を作る努力が必要です。それは国の事業なので、個々の経済人や農業従事者の努力だけでは足りません。そのため、日本を支えるリーダー選びはとても重要なことです。
個人はこれしかない!
こうした状況を考えると、日本人は国に頼らなくても、自分で自分の生活をしていけるようになることが求められていると言えます。
公共のインフラは、個人ではできませんが、そのインフラがないとしても生き抜く力を身に付ける必要があるのです。
生きるためにお金は必要でしょう。ただ、貨幣は普遍的なものではないため、金(ゴールド)や銀が安全です。自分が自分を助ける工夫や努力には、金銀を持つことも含まれています。その理由は、、、
ゴールドの価格が意味すること
金本位制ではない現代、ゴールドにどんな価値があるかを知らない人は多いですが、ゴールドの価格が上昇していることがニュースで報道されたときは、多くの人が注目していました。そして、何かあったらゴールドを売ればいいという考えを持つ方も増えました。
しかし、ここに注目してください。
ゴールドが上昇しているのは、通貨の価値が下がっているということ。
そのため、ゴールドの価格を見て、その時の通貨の価値を考えることをおすすめします。
そして、それも一つの情報として、金銀に注意を向け、何かあったときのために、少しずつでも金銀を蓄えてほしいと思っています。