2024/08/01
安全な未来を手に入れるには?
昨今、物価の上昇が止まらない日本。
世界中でもこの現象は起きていますが、多くの他国では物価上昇に伴い、併せて給料も高くなっています。それが日本と違うところです。
今まで、日本人はどちらかというと豊かな生活を送ってきました。しかし、昨今の経済状況を見ると、「今後、どうなっていくのか…」と懸念している人が増えているように感じます。
大きな課題として注目されているが…
現在でも大きな課題として注目されているものの、適切な対策が取られているように感じないのが、自給率の問題。
人は、生きていくためには衣食住が必要です。もし、何かあったときのことを考えると、
着るものは、今の日本なら大丈夫でしょう。
住む場所も、まぁなんとかなるでしょう。
食べもの……、これが問題となるでしょう。
食べものは、着るものや住む場所と違って、「なんでもいい」というわけにいきません。腐っているものや毒性のあるものは食べることができませんからね。贅沢ではなく、普通の生活ができる食べ物が必要です。
有事など何か起きたときは、自給率の低さを考えると食料難は簡単に想定できます。そうすると、今度は農業の問題が浮上してきます。
従事者不足ではない農業問題とは?
農業は深刻な後継者不足です。従事している多くは高齢者。重労働でありながらも、天候や自然災害などに左右されるため、収入が安定しないなど、若者には人気のない職業となっています。
しかし、まだまだ少数ですが、徐々に若い世代の人たちがこの問題に注目しつつあり、脱サラして農業を営む人も増えていると聞きます。とても嬉しいですね。
さて、農業の問題は、これだけではありません。
農業には、トラクターなどの重機がなくてはならず、そのためのガソリンや軽油などのエネルギーが必要となります。これらがないと農業が成り立たないでしょう。
ですので、有事になったとき、食糧難を防ぐことを考えますが、その前提にある農業を行い続けられるようにガソリン、軽油、オイルなどの確保も考えないといけません。
しかし、これらは日本では生産できず輸入に頼っているため、非常に危険な状態に追い込まれています。これは、国や自治体レベルではないと対処が難しい問題ですから、注目していただき取り組んでもらいたいです。
やはりここは大きな問題
そして、経済も問題でしょう。仮に生産ができたとして、それらを売買できるお金が流通するかどうか…。
つまり、経済がしっかりしていないと今のように売買できなくなってしまいます。
物価が上昇し、お金の価値が下がるインフレが起きると、例えば1,000円で買えたものが10,000円ないと買えなくなってしまいます。
現状はこんなに大きな上がり幅ではありませんが、こうした物価上昇は起きはじめており、今後さらに大きくなる可能性は否めません。
ガソリンを例にしてみると、満タンにする値段が以前より最低2倍にはなった気がします。
実際に起こった1950年代の大きなインフレ前では10円でたくさんの食料が買えたのに、それから5年、10年経つと、10円には価値がなくなり、数百円、数千円ないと買えなくなりました。
未来は誰にも分かりませんが、今の状況からみると希望よりも不安要素の方が多く感じます。
こうした不安定な要素を阻止するためには
未来の不安定要素に対処するには、備蓄するしかありません。いざという時のために準備をしておくしかないのです。
本当は、国が国民のために行うのが1番です。それができないなら地方自治体が行う。それも無理なら個人で行うしかありません。
個人ですと、備蓄できるものは限られてきますが、自分自身に必要なものを備蓄しましょう。
今の生活はまだ幸せです。でも、これがいつ壊れるかわからないという気持ちは少しでも持っておくといいでしょう。誰かが何かを行なっていれば、生き延びられる可能性が出てきますからね。
食料や水、衣類や靴、地図、方位磁石、ラジオ、電池…などの物資に加え、ご家族との連絡手段や避難場所の確保など、備えるものはたくさんあります。
関係者との連絡手段の構築は、関わる人が同じ意識を持つことからはじめるとスムーズでしょう。
昔のことわざに「備えあれば憂いなし」があります。これは、まさにその通り! 真実そのものですね。